2025年8月29日 11時00分 株式会社divx
2021年に創業しAIを活用したサービス開発を通じて企業や公共機関のDX推進を支援する株式会社divx(本社:東京都港区、代表取締役社長:物部 英嗣、以下「当社」 )は、複数AIと業務システムを繋ぐオーケストレーション基盤である自社提供サービス「GAIエンジン」で、手書き・非定型帳票などの画像やスキャンされた文書から文字情報を高精度に認識・テキストデータ化するAI-OCR技術を活用した「AI-OCRソリューション」を、2025年8月29日に提供開始したことをお知らせします。
「GAIエンジン」は、最大の強みであるMCP(Model Context Protocol)によって他のAI機能や業務アプリケーションとの柔軟な連携を実現しており、今回の「AI-OCRソリューション」もその拡張性を活かした展開となります。
AI-OCRと、MCPによる業務ソフト間の連携により、紙やPDF帳票などの文字情報を目視で確認・入力していたプロセスを自動化し、データ化からシステム連携までを一気通貫で効率化することが可能です。スピードとデータの正確性を高めるとともに、現場の業務負荷を大幅に軽減します。
AI-OCRは、AI技術により画像内の文字を高精度に認識し、テキストデータへ変換します。AIによる学習機能で認識精度が向上し、従来のOCRでは誤認識が多かった手書き文字や多様なフォーマットの文書にも対応し、帳票処理を効率化します。主な特長は以下のとおりです。
生成AIを活用し、多様なフォーマットや低解像度の画像・帳票の文字も高精度に認識します。
見た目はテキストなのに文字をコピーできない「画像PDF」ファイルも、OCRでスキャンした紙と同様にAIが文字を認識。これまで手入力するしかなかったPDFからの文字情報も、自動でデータ化して抽出します。
自社の帳票特性に合わせた学習モデルをオーダーメイドで設計し、精度と効率を最適化します。
「GAIエンジン」の強みでもあるMCP(Model Context Protocol)との連携より、OCR単体にとどまらず、会計・販売管理などの基幹システムや業務アプリケーションとの統合が容易に実現します。
AI-OCRと「GAIエンジン」を連携した「AI-OCRソリューション」は、企業や公共機関における多様な帳票処理の効率化に活用できます。「AI-OCRソリューション」単体での導入も対応可能で、利用シーンやシステム環境に合わせて柔軟に選択いただけます。代表的なユースケースは以下のとおりです。
請求書や領収書を自動でデータ化し、会計システムへ連携。入力作業を削減し、経理処理を効率化します。
雇用契約書や申請書など、手書きを含む多様な帳票を高精度にデータ化し、管理工数を削減します。
注文書や納品書をシステムに直接取り込み、販売管理や在庫管理とシームレスに連携可能です。
申請書類や調査票など、非定型フォーマットの帳票も効率的に処理し、業務の迅速化を実現します。
当社では「AI-OCRソリューション」をはじめ、MCPを活用した幅広い業務アプリケーションとの連携について無料相談を承っています。帳票処理の効率化はもちろん、既存システムとの統合や他のAI機能との連携など、個別のニーズに合わせた最適なご提案が可能です。お気軽にお問い合わせください。