
バイブコーダー出身の自分がR&Dエンジニアとして1ヶ月経ったので今求められていることを言語化する
こんにちは!先月からDIVXのR&Dエンジニア兼広報室室長として働き始めましたyasunaです。
私は趣味でバイブコーディングでプロダクトを色々と作っており、縁あってエンジニアになったのですが、自分はなぜ開発組織に入ることができ、どんなことを求められているのかを言語化していきたいと思います。
前提
これからの話が分かってもらいやすいように、今私がどんなところで働いているのかちょっとだけ紹介しますね。
今の所属はこんな感じでAIコーディングエージェントを前提としたソフトウェア開発を掲げています。
- DIVXは、AI技術を活用したスピーディで高品質なソフトウェア開発 およびソリューション提供を行うクリエイティブカンパニーです。https://www.divx.co.jp/
社内では開発者すべてにClaudeCodeをはじめとするAIが使える環境が整っており、先日の四半期総会でもAIコーディングエージェントによる開発の実践例の発表が盛んに行われていました。
私は今月初めて総会に参加した訳ですが、開発にAIを使うのはもはや当たり前、それをどのようにチーム開発で使いこなし品質と生産性の両軸を伸ばしていけるのかを考えるというフェーズに入っています。
現在は、入社して1ヶ月経った自分はエンジニアとして何を求められているのかということを実際に開発現場に入ってみてより言語化できるようになってきたという感じです。
自分の得意なことはAIによる高速開発
自分がなぜエンジニアになれたのかというと、子供が寝てからのプライベートな時間を使ってバイブコーディングで個人開発したプロダクトがいくつもありそれを見て評価してもらえたことが大きいです。
もし「エンジニアではないけどAIと一緒にプロダクトを作ることが好きだな」という人は私と近いのかもしれません。
マーケターからジョブチェンジしてエンジニアになってあっという間に1ヶ月が経過しました。
R&Dエンジニアとして毎日AIを使いながら研究開発をしており、自分が作ったものが実際に現場エンジニアに使われるということがすでにできています。
そこで感じたのは一言に「エンジニア」と言っても本当に色んな役割があるんだな、と感じています。
もちろん会社という開発組織なので、個人開発とは違い適材適所で自分の価値を発揮していけるという強みがあります。私の場合は「爆速で動くものを作ること」が得意、試したことを発信することが得意、みたいな感じす。
R&Dエンジニアとしての役割
R&Dエンジニアの私が担っている役割の一つを紹介しますね。
基本クライアントさんから案件をいただくことからスタートするのですが、「こんな相談が来ているけど、果たして実現可能なのか」を助言したり検証して報告することがR&Dの役割の一つです。
ここでは既に持っている知識と合わせて足りないところは1日程度でAIコーディングでデモを作ってみてある程度の開発工数の予測を立てるなどします。
ここではいかにスピーディーに正確なお返事ができるかどうかがポイントになってくるので、私の得意なAIコーティングによる「高速開発」が役に立ちます。
ちなみに高速とはいえ単体テストは全部通しますし、1ファイルに全部機能があるみたいなことはなくクリーンアーキテクチャを意識して書かれています。
AIによって生成したコードの保証についてはセキュリティ専門のテックリードが担ってくれるので、現時点自分の役割としては爆速で検証できる状態を目指すのことが求められているのかなと感じています。とはいえ、自分でも本番と同じ品質のプロダクトが作れるように学んでいるところです。
今後目指したいところ
今後はデモ検証の精度をいかに本番開発に近づけていくかが大切になってきます。
開発に使う言語やライブラリの知識などAI以外の専門的な知識を継続的に学び続けるという、今までのエンジニアの在り方と変わらない姿勢を持ち続け自分を日々高め続けていくことが必要です。
そして、自分の考え方をAIの発展とともに日々更新し続けそれをまた現場に生かすというサイクルを回し続けることもまた必要です。
エンジニアの自主的な勉強会をして自分の持っている知見や経験を広く伝えるという文化はとても好きですので、私もこれからいい影響を受けたり与えたりできる人になれるよう努力を続けていきたいと思います。
そして、技術広報の責任者としてこのテックブログを通してこれからたくさんの知見を共有していけたらと思います。